UoPeopleの単位移行制度の条件や費用、手続きを解説

公開 更新) 単位移行

大学等で取得した単位をUoPeopleに移行したい

本記事ではこのような方に向け、

  • 単位移行制度の概要
  • 単位移行の期限
  • 単位移行に必要な準備と手順

について紹介します。

単位移行制度とはUoPeople以外の機関で取得した単位を、UoPeopleに移行できる制度のことです。

メリットとしては移行した単位が多いほど卒業までにかかる時間を短縮できることと、1科目あたりにかかる試験料(準学士・学士は$120、修士は$240)を節約できることが挙げられます。

※本記事の内容は2021年12月時点での情報です。

単位移行制度の概要

この項目ではまず、単位移行制度の条件や費用について整理します。

単位移行の上限や条件

UoPeopleに移行できる単位には上限があり、卒業に必要な単位をすべて単位移行で賄うことはできません。

  • 準学士:卒業要件の60単位中、45単位まで移行可
  • 学士:卒業要件の120単位中、90単位まで移行可
  • 修士:卒業要件の36〜39単位中、18単位まで移行可

このように、各課程ごとに上限が設けられています。

上限以外にも、単位移行には主に以下のような条件があります。

  • UoPeopleの授業と同等の内容であること
  • C(74-76%)以上の成績であること
  • 米国外で取得した単位については評価機関を通していること

一応「UoPeopleの授業と同等の内容であること」という条件はありますが、あまり互換性のない科目の単位申請をした場合も選択科目として参入してくれることは多いです。

また、評価機関について詳しくは後の「米国外で取得した単位について」の項目で紹介します。

単位移行にかかる費用

単位移行の手続きにかかる費用は、1科目あたり$17です。

ただし、米国以外で取得した単位は成績表記や評価システムなどが米国と異なるため、成績証明書を専門の評価機関に見てもらう必要があります。

そのため、UoPeopleに支払う手数料に加えて以下のような費用が発生します。

  • 評価費用$175-$350程度。依頼先の機関による)
  • 成績証明書の発行費
  • 英語で発行できない書類がある場合は翻訳費等

とはいえ、単位移行に成功すれば授業を受ける時間と試験料の両方を節約できるので、単位移行は絶対に試してみることをお勧めします。

移行された単位の扱い

単位移行の手続きが完了すると、UoPeopleのポータルサイト上で移行された単位を確認できます。

また、移行された単位にはGPAなどの評価がつかないため、CGPA(Cumulative Grade Average Point、成績平均)には影響しない仕組みとなっています。

単位移行制度の注意点

次に、単位移行制度を利用する際の注意点について紹介します。

大学以外で取得した単位について

UoPeopleでは、準学士課程と学士課程の場合のみ大学以外で取得した単位も移行申請できます。

例えば以下の単位や試験結果などを提出することが可能です。

  • AP(Advance Placement)の単位
  • 国際バカロレアの単位
  • CLEP(大学単位認定試験)の試験結果
  • ACEの単位

補足すると、APとは大学レベルの授業を高校で受けられる仕組みで、北米の高校などでよく見られます。

また、ACEの単位とはアメリカ教育協議会が提供する制度のことで、Courseraなどで受講できるGoogleの「ITサポートプロフェッショナル認定」といった大学以外で取得した認定科目の単位を大学に申請できる仕組みです。

高校で取得した単位について

公式サイトで大学以外の単位移行の例として挙げられているのは上記のAPや国際バカロレアなどのみです。

ただしアドバイザーに聞いたところ、単位移行で肝となるのはあくまでUoPeopleの授業との関連性なので、例えばAP科目ではない普通の高校の科目も内容によっては単位移行できる可能性はあるとのことでした。

気になる方は一応、高校の成績も送ってみたほうが良いかもしれません。

※私はカナダの高校で取得した単位(AP科目や国際バカロレア科目は取っていません)も申請してみましたが、1単位も移行できませんでした。笑

米国外で取得した単位について

前述の通り、米国以外で取得した単位は成績のつけ方などが異なるため、専門機関に成績証明書を評価してもらう必要があります。

UoPeopleの「Transfer Credit Policy」によると、単位の評価については以下の規定が設けられています。

  • 評価は「NACES」か「RAICE」のメンバー機関に依頼すること
  • 評価方式は「course-by-course」を選択すること

依頼先はNACESやRAICEのメンバーページに記載されている機関であればどこでもいいのですが、他の方のブログ等を見ていると「World Education Services」に依頼する方が多いようでした。

単位移行申請の締め切りについて

単位移行申請の締め切りについて、基本的にはUoPeopleの「Academic Calendar」ページに記載の「Application Deadline」の日付までに必要書類をアップロードする必要があります。

ただし、Application Deadlineの日付を過ぎてしまった場合も、単位移行ができない訳ではありません。

入学後も単位移行の手続きはできるので、もしスケジュールがギリギリな場合は先に出願料の振り込みをすませ、出願だけ終わらせてから単位移行の準備に取りかかりましょう。

単位移行の手続き

最後に、単位移行に必要な準備や手続きの手順について紹介して終わりたいと思います。

1. 評価機関を選び決済する

米国以外の教育機関で取得した単位については、まず評価の依頼を行います。

上記のリンク先から好きな機関を選んで「course-by-course」の評価を依頼しましょう。

おすすめの評価機関

UoPeople生のあいだでは「Ucredo」が人気です。価格料金が$180という安さと、犬野様のブログ等によると1日で結果が返ってくるという仕事の早さでかなり評判がいい機関です。

次に、あまり口コミを見かけませんが安さを求めるなら「World Education Services」がよさそうです。公式サイトによると、WES-basicプランであれば$163で評価してもらえるとのこと。

また、大学と高校の単位をあわせて評価してもらいたい場合は「Educational Perspectives」が$225と安めです。ただし、急ぎの方にはおすすめできません!笑

私は Educational Perspectives を利用しましたが、成績証明書は郵送必須なほか、結果が出るまで5-8営業日くらいかかります。

※この項目に掲載の情報は全て2022年6月現在のものです。

2. 成績証明書などをあつめ、指定の方法で提出

次に行うのは書類の準備です。

単位を取得した学校などに、成績証明書などの必要書類を英文で発行してもらいましょう。

書類の形式や提出方法については評価機関によりけりで、

  • 自分で評価機関に送ってもいい
  • 学校から直で送ってもらわないとダメ
  • 要厳封・PDFでも可※

など色々な指定があります。評価機関の情報を確認しましょう。

※以前「どの機関も要厳封」と書いていましたが、機関によってはPDFでよい場合もあるそうです。嘘ついてすみません。

3. 結果をUoPeopleにアップロードする

評価された成績が戻ってきたらその内容をPDF化し、UoPeopleのポータルサイト上にアップロードします。

その後、UoPeople側で単位移行ができるか否かの判定が行われるので、結果を待ちましょう。

単位移行が認定された科目については$17/科目で移行手続きを行えます。

単位移行でコストを抑えて早く卒業する

学費が無料なことに加え、UoPeopleの魅力としては単位移行に柔軟性があることが挙げられます。

UoPeopleが掲示する条件を満たしていれば、大学以外で取得した単位も移行できるので、工夫しだいで授業にかける時間と試験料をおさえて卒業を目指すことができそうです。

参考記事: