最終面接、落ちたかもしれない…受かってた可能性はないのかな
本記事では、転職の最終面接に手応えがなく意気消沈している方に向け
- 最終面接の合格率
- 不採用フラグ
- 落ちたと思ったら合格してたパターン
を紹介します。
最終面接で「入社後の具体的な話がなかった」「自社の魅力アピールがなかった」「逆質問の時間をたくさん取ってもらえなかった」といった特徴が思い当たる場合は、残念ながら不採用の方向で話が進んでいる可能性が高いです。
最終面接の合格率を左右する要素
最終面接の合格率は、選考の回数、前回の面接の評価などによって左右されます。
最終面接前の選考の多さ
選考回数が多い会社ほど、最終面接での選考要素は少なく合格しやすい傾向にあります。
企業によって中途採用の進め方はまちまちで、4回ほど面接を重ねて合否を決める会社や、体験入社を選考に含める企業もあります。
しかし、中でも
- カジュアル面談
- 一次面接
- 二次面接(最終面接)
このように2回しか面接を行わない会社では、最終面接でも選考要素をかなり含んでいることが多いので、最終面接まで進めたからといってほぼ内定にはならないのです。
前の選考での評価
また、以前の選考における評価も最終面接の合格率を左右します。
例えば、前回の面接はかろうじて通過できても、
「〇〇さんはスキル面では問題ないけど、文化面でマッチするかが不安だからよく見てほしい」
といった評価が最終面接の面接官に伝わっていると、面接官はどうしても応募者を批判的に見てしまいます。
面接官の数
また、最終面接に参加する面接官の数も合格率に関連します。
最終面接は通常、社長や取締役クラスの人が担当する場合が多いです。
しかし以前の選考で上層部が出てきており、最終面接では人事責任者1名のみといった場合、意思確認の要素が強く合格率はやや高いと読むことができます。
反対に、上層部の社員が2〜3名も出席するような最終面接では選考要素が強いと考えられます。この場合、しっかり対策を行う必要があります。
最終面接の不採用フラグ
この項目では、最終面接の不採用フラグを紹介します。
当日または翌日中に内定連絡が来ない
どの企業も、欲しい人材を他社に取られたくありません。
そのため多くの企業では、入社してほしい人には当日〜翌日などとにかく早めに連絡します。
反対に、不合格の場合はあまり早く不採用通知を出すとクレームにつながることもあるので、「慎重に選考を進めた」感を出すためにわざと2〜3日ほどあけて連絡するのが一般的です。
そのため、よっぽど仕事が遅い企業でない限り、当日または翌日に連絡がなければ不採用の可能性があります。
入社後の具体的な話がない
面接中に入社後の具体的な話があるか否かも合否を見極めるポイントの一つです。
- 入社後、現職の△△の経験を活かして活躍してほしい
- 希望があれば管理職やリーダーにも挑戦できます
このように、入社後のキャリアや役回りについて具体的な話がされている場合、企業の応募者に対する期待は大きく、内定にする前提で話が進んでいると読むのが自然です。
一方、入社後の話がどこか抽象的だったり、あまり面接官からの期待を感じられない場合は不採用フラグの一つとなります。
自社の魅力アピールがない
企業は、内定を出したいと思った人材に対しては、入社意欲を高めてもらうべく自社の魅力をアピールします。
- 弊社は残業も少なく、働きやすい環境です
- まだ社員数が少ないので、上のポジションも目指せる環境です
こういった形で面接官から「福利厚生」「職場の環境」「業務の魅力」の話をされた場合、企業の反応はかなり良いと考えられます。
反対に自社の魅力を全くアピールされない場合は、不採用フラグの一つとなります。
たくさん逆質問できない
最終面接が終わると、応募者が企業に質問できる機会はほとんどありません。
そのため、企業側としては採用したい人材が抱える疑問や不安は取り除きたいという気持ちがあります。
疑問や不安を解消してもらうことで、前向きに内定承諾を検討してもらえるからです。
そのため、最終面接が良い方向に進んだ場合は、時間を引き延ばしてても逆質問を許す場合が多いです。
反対に「他に何かありますか?」といった確認もなく、「それでは結果は追って連絡します」などと半ば強制終了された場合は不採用の可能性があります。
落ちたと思ったら内定が出たパターン
前項では不採用フラグをいくつか紹介しました。基本的に不採用フラグが複数立っているのに内定が出ることは稀有ですが、ごくたまに「落ちたと思ったら受かっていたパターン」もあります。
熱意をアピールできていた
落ちたと思ったら内定が出たケースに多く見られるのは、面接の回答があまり上手くなくても熱意をアピールできたパターンです。
特にポテンシャル採用などの枠では、スキルではなく
- 人柄
- 企業への熱意
を重視して評価を進めます。
最終面接の反応が芳しくないと基本的には落ちたと考えるのが自然ですが、熱意をアピールできている人は「落ちたと思ったら受かってた」というパターンに遭遇することもあります。
今日がダメでも明日にはもっといい企業に会える
今回は、最終面接における不採用フラグを紹介しました。
- 当日または翌日以内に連絡がない
- 入社後の具体的な話がない
- 自社の魅力アピールがない
- たくさん逆質問できない
これら全てに当てはまってしまった場合は、採用の可能性はかなり低いと考えられます。
さんざん選考を進めた挙句、最終面接で手応えがないと本当に嫌な気持ちになりますが、今日面接した企業より良い企業はこの世に五万とあります。
実際、筆者も志望度が高かった企業の最終面接に落ち、とてもショックでした。
しかしその後すぐ都内の上場企業との面接のチャンスに恵まれ、今は最終面接を前にしています。
正直、面接に落ちたおかげでより自分にあった企業に会えたので、今では不採用で本当によかったと思っています。
不採用だと気が滅入りますが、このように却って良い機会が巡ってくることもあるので、気持ちを強く持って転職活動を進めていきましょう!