カジュアル面談の反応がイマイチだったな…その後も連絡ないので応募しない方がいいかな?
という疑問がある方に向け、本記事では
- カジュアル面談での選考要素の有無
- 面談における合否のサイン
について紹介します。
私は未経験からエンジニアに転職する際、WantedlyやGreenを中心に40社ほど面談を行い、自社開発の企業を含め3社から内定をいただけました。
本記事はこれまでの面談経験をもとに書いているので、きっと未経験からエンジニアへの転職活動をはじめた方のお役に立てると思います。
カジュアル面談の定義
本題に入る前に、「カジュアル面談」の概要を簡単にまとめたいと思います。
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カジュアルに企業と質問できる場所
カジュアル面談とは、企業と求職者が情報交換を行うための会です。
内容としては、
- 事業内容・業務内容の紹介
- 企業からの簡単な質問
- 逆質問
というような流れがほとんどです。
カジュアル面談は表向きには選考ではないので、企業からの質問内容も答えやすいものが多い傾向にあります。
表向きには選考ではないが…
前述のとおり、一般的にカジュアル面談はざっくばらんに候補者と情報交換する会とされています。
そのため面談のその後も「採用・不採用」といった結果通知はありません。
とはいえ「カジュアル面談は選考ではない」というのは建前にすぎず、採用側では面談が終わった時点で面接に通したいか否かが決まっている場合が多いです。
カジュアル面談ははっきりとした合否の連絡がないためこの温度感の見極めが難しいのですが、企業に自分が求められているか否かは、企業の対応を見れば大抵わかるようになっています。
カジュアル面談のその後の流れ2パターン
カジュアル面談が終わった後の流れは企業によって異なりますが、
- 応募者に選考参加を促す
- 応募者に選考に参加するかの判断を委ねる
というパターンが多いです。
選考の参加を促される
カジュアル面談のその後の流れに多いのが、選考の参加を促されるパターンです。
次の項目「選考通過の可能性が高いサイン」でも解説しますが、これは企業側の採用意欲が高い場合に多く見られます。
選考に参加するか否かを任される
また、もう一つ多いパターンに「選考に参加するか否かは応募者に任せる」があります。
この場合、選考に進むには応募者から選考を進めてほしい旨の連絡をする必要があります。
このパターンの場合、企業の意図としては
- カジュアル面談の結果が悪く、便宜的に案内を出している
- 応募して欲しいが「あくまで選考に参加するかは応募者の意思に任せる」という採用方針である
という方向に分かれるので、企業の温度感を見ながら応募するか否かを決めた方が良いです。
選考通過の可能性が高いサイン3つ
カジュアル面談は選考ではないので、合否の連絡はありません。
しかし、面談での対応を見ていると応募した際にどのくらい面接に通してもらえそうか見極めることができたりします。
この項目では、面談中〜面談後に見られる、選考通過の可能性が高いサインを解説します。
面談中に褒められる
まず一つ目は、「面談中に褒められる」です。
例えば、
- 未経験なのにDockerまでやりきれる方は滅多にいないですよ
- 働きながらこちらのポートフォリオ作られたんですね、すごいですね
といった形で面談中に経歴やポートフォリオを評価された場合、企業は自分のポテンシャルを見込んでいると考えていいと思います。
ごくごく稀にお世辞でこういうことを言う企業もありますが、基本的に面談で褒めてくる・評価してきた場合はその後の選考もすんなり通りがちです。
選考への参加を勧められる
また、面談がうまくいくと面談中(または面談後)に
- 次回の選考に進みますか?
- ぜひ応募を前向きに考えていただけると幸いです
- 次回の選考についてはこちらからご連絡しますね
といった形で、選考参加を促されたり、勝手に自然と選考の調整を進めてくれます。
反対に、面談中または面談後の当日〜翌日までに選考を勧める連絡がこない会社は事実上不採用の場合が多いです。
この場合、選考参加を希望するとお祈りされがちです(経験談)。
応募せず放置していると連絡が来る
また、これはレアケースですが、カジュアル面談の後に応募せず放置していると下記のような追いメッセージがくることがあります。
先日は面談に参加いただき誠にありがとうございます。
その後、転職活動のご状況はいかがでしょうか?
改めてですが、弊社にご興味があればぜひ応募書類として
履歴書・職務経歴書を添付いただき、面接に進んでいただければと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
このような形で連絡が来る会社は珍しいのですが、企業から選考に進んで欲しいと思ってもらえている場合はこのパターンが発生する場合もあります。
企業の温度感が高い求人には応募すべし
カジュアル面談は「選考とは関係のない情報交換会」という位置付けになっており、面談の後も合否連絡がはっきりされることはありません。
しかし企業の対応を見ると、どのくらい自分が求められているのかは大体分かるようになっています。
カジュアル面談の反応が芳しくないのに選考に挑むと、お祈りされてメンタルが傷つくだけになるパターンが多いので、企業の温度感はしっかり見極め、選考通過率が高そうな企業から攻めていくのが得策かと思われます。